こんにちわ。
実は私、新大阪駅のすぐ隣に『東淀川駅』なる駅があるのを初めて知りました。
聞いたところによると、昔は新大阪という駅はなく、大阪駅の次が東淀川駅だったそうです。新幹線の開通により今の形になり、東淀川駅は新大阪駅の影に隠れてしまったということらしいです。
今回ご紹介するのは、その『東淀川駅』近くにある名店『炭火焼 とみおか』。
元々は大阪を代表する高級歓楽街・北新地で長い間営まれていたお店が、東淀川の地に移転されたそうで、創業42年の歴史あるお店です。
炭火焼とみおかの外観
お店の外観がこちらです。北新地のDNAを受け継ぐ佇まいはさすがです。ローカル駅の雰囲気とのある種のアンマッチさがいい感じですね。
炭火焼とみおかの店内
申し訳ありません。写真を撮影するのを忘れてしまいました。
店内はテーブル席が4卓くらいと、厨房前のカウンターが7〜8席。雰囲気のいい小洒落た内装です。
仲の良いご夫婦が営まれていて、大将は笑顔がステキで寡黙。女将さんは生粋の大阪女子で客を飽きさせることなく、お話してくださいます。
このご夫婦に会いたいがゆえに、移転後も足しげく通う常連さんが多数いらっしゃるというのも納得ですね。
炭火焼とみおかのメニュー
こちらの『炭火焼とみおか』さんは実は焼き鳥店なのですが、日替わりのサイドメニューが充実しすぎていて、焼き鳥店だということを忘れてしまいます。
「鱧のてり焼き」「海そうめん」「ウニクレソン」とキーワードだけども気になるメニューが満載です。
飲み物のメニューがこちらです。生ビールが480円と「北新地」でやっていたお店にしては良心的な価格設定ですね。
炭火焼とみおかの実食レビュー
まずは突き出しです。明石蛸のヌタ和え。これだけでこちらのお店の実力がわかります。美味しいです。
この「突き出し」ですが、関東圏では「お通し」とも呼ばれ、居酒屋としては席料の代わりという位置付けのものになります。関西圏での「突き出し」には、ふたつの意味があると言われており、①お店が客に突き出すという意味 ②遊女の初夜の意味 があるそうです。
初めて訪問するお店の「突き出し」は、そのお店の実力を垣間見ることができる自己紹介といったところでしょうか。
まずオーダーしたのが、私が『炭火焼とみおか』さんでイチオシの「鯖のきずし」です。
ご覧下さい。「きずし」と言いながらほぼお刺身というレア具合。これはたまりませんよね。
大将曰く「まだ5月なので旬じゃないから、脂が乗ってないよ」とのことでしたが、いやいやどうして、これでも充分美味しいです。
続いてオーダーしたのが、入り口のメニューで目に止まっていた「海そうめん」です。
「海そうめん」とは太めのもずくにトロロ芋と上品なお出汁をかけていただく、まさに海のそうめんでした。一気にズルルっと食べてしまいました。
海藻ですが、麺類のようということで、一応リフトアップ!です。
そして、『とみおか』に来た際に食べるのを忘れてはいけないのが、天ぷらです。
今回はキスとレンコンを頂きましたが、分厚いレンコンはじっくり揚げられいてシャキシャキなのにまるで芋のようにホクホクです。キスはあまりにもフワフワ過ぎて溶けそうでした。
大将の料理、本当に美味しい。
続いてオーダーしたのが「牛ヘレステーキサラダ」です。初の炭火焼メニューですが、炭火焼でじっくりしっとりと焼かれた牛ヘレ肉がサラダの上に載せられ、さらに特製のドレッシングがかかった状態で供されます。もはや言葉を失ういますね!
そして極めつけは「ウニクレソン」。こちらも入り口のメニューにあった一品です。
綺麗な水辺にしか育たないと言われるクレソンとウニを炒めたものなのですが、ウニが溶けてソースのようになり、クレソンとの相性が抜群です!もはや、カルチャーショックですね。
実はこちらの『とみおか』さんが「ウニクレソン」の生みの親だそうです。
大満足のお料理たちなのですが、締め?に大将に隠れメニューを教えていただきました。
それがこちらの「鶏皮ポン酢」です。今まで数々の鶏皮ポン酢を食べてきましたが、こんなに美味しいのは初めてです。
北新地で営業されていた頃は、あまりの人気でなかなか入店できなかったというのも納得の、まさにどストライクな名店でした!
ご夫婦と会話しながらの舌鼓。また、ぜひ再訪したいですね!
いやほんと、お世辞抜きに名店でした。
新大阪駅近くにお越しの際は、ぜひ電車を一駅乗って『炭火焼とみおか』さんに行ってみて下さい。
店名 | 炭火焼とみおか |
住所 | 大阪市淀川区宮原2-2-13 エクセレント上新17 1階 |
連絡先 | 06-6350-8488 |
営業時間 | 昼 11:30~13:00 夜 17:30~22:00 (料理L.O. 21:30) |
定休日 | 日曜日 |